IDOM Recruitment Blog

採用ブログ

【イベントリポート】『IDOM QUEST』〜社会の課題からビジネスを作り出す方法を学ぶ〜

こんにちは!株式会社IDOM18卒内定者の柴田です。
2/15〜16に、秋季インターンシップ成績優秀者へのプライズツアーとして実施した『IDOM Quest』の様子をお伝えします!

【2/15午前】

集合・出発
朝9時本社前に、全国各地から23名の学生が集まってくれました。
そこからバスに乗って出発です!

被災地視察

今回お世話になる「あすびと福島」の島田綾子さんのお話を聞きながら大熊町、双葉町などを周りました。

島田さんの説明を聞きながら回ることで現在の状況への理解が深まりました。

【2/15午後】

南相馬ソーラー・アグリパーク到着

「あすびと福島」が運営している、南相馬ソーラー・アグリパークに到着。
ここで2日間お世話になりました。

コンセント型の巨大ソーラーパネルもありました!

但野謙介さんのお話

到着後まず、但野謙介さんにお話を伺いました。

但野さんは南相馬市生まれ。NHKの記者などを経験された後、2010年からは南相馬市議会議員に。その一方で、訪日外国人向け友達ガイドマッチングサービスを提供する株式会社Huber.の取締役も勤められています。

『「除染」と「賠償」が被災地の未来を形づくることはない』の言葉に表れているように、今の南相馬の抱える問題を南相馬だけの「特殊な問題」とせず、そこから社会全体の「普遍的な問題」を抽出することで、社会全体にプラスの価値を与えていくという強い気持ちを感じるお話でした。

半谷栄寿さんのお話

続いて、「あすびと福島」代表理事の半谷栄寿さんのお話。

半谷さんは東京電力の執行役員を務めて退任された後、東日本大震災とそれに伴う原発事故を経験されました。原発事故への責任と地元復興への強い想いから、自ら救援物資支援活動に。物資の支援を終えた後は復興を担う、人材の育成が必要だと考え、南相馬ソーラー・アグリパークを建設し、幅広い年代の人材育成に尽力されています。

半谷さんは、物資支援を終えた後の被災地に必要なものは人材育成であると考え、小学生〜大人までの人材育成を行っておられます。
内容自体もとても勉強になりましたが、それを言語化し熱量を込めて伝えてくださり、話に引き込まれました。

グループワーク

但野さん、半谷さんのお話を聞いた後、ワークに入りました。
学んだことを言語化し、それをチーム内で共有、そしてチームごとに発表。
話の内容が濃く、それを消化するのに苦労しているようでしたが、チームごとに様々な観点が出てきていました。

宿泊場所に移動

1日目のワークが終わり、旅館に移動。

時間も遅かったため、到着後すぐに夕食に。
但野さん、半谷さん、島田さんは夕食にもお付き合いくださいました。

執行役員の北島、採用責任者の越智、僕たち内定者も加え、美味しいご飯を食べながら就職活動に関係あることからないことまで色々な話をしました。

学生の話も熱心に耳を傾けてくださった半谷さん。就職活動の相談にも乗って頂きました。

弊社採用担当の越智。熱く語っているのが、写真越しにも伝わってきますね。

【2/16 午前】

お世話になった旅館から、南相馬ソーラー・アグリパークに移動。

宿泊した双葉旅館のみなさん、お世話になりました!

和田智行さんのお話

2日目は、和田智行さんのお話からスタート。

昨日話を伺ったお二人同様、和田さんも南相馬市出身です。東京の会社に勤務されていましたが、ITベンチャーの取締役に就任した2005年からは南相馬市に戻られていたそう。東日本大震災に遭遇して以降はまちに人を戻すべく、まちの人が必要とする事業を興し続けておられます。

和田さんは震災後、『地域の100課題から100のビジネスを創出する』というミッションを持ち、まちの人が必要とする事業を興し、コミュニティの再生に尽力されてきました。
事業を興すことをビジネスとしてだけでなく、まちづくりをするという視点でも捉えておられる点が強く印象に残りました。

グループワーク

2日目午前のワークは、昨日・今日と体験したことを踏まえて、『自らの志』を立てました。
具体的には、これから自分はどうなっていきたいのか、そしてそれを実現するためにどのような行動するのかを言葉にし、発表しました。

自らの目標を考え、人前で話すということだけでなく、他の人の目標を聞くことも大きな刺激になったのではないかと思います。

ちなみに、僕たち内定者も発表しました 笑
緊張しましたが、4月の入社に向けて改めて気持ちが引き締まりました!

【2/16 午後】

座談会

美味しいお昼ご飯を頂いた後、最後のイベントである南相馬でのモビリティを使った新規事業を考えるグループワーク!!

、、、となるはずだったのですが、急遽弊社の北島、越智、そして昨日お話を伺った但野さんによる座談会に変更になりました!笑

実は北島と但野さんは、東日本大震災の際に弊社が被災地に車を送るプロジェクトを行った際に知り合っており、今回偶然再会することになりました。

当時の話から今後のIDOM、そしてモビリティからビジネスの話まで、学生の質問にも答えながら、ざっくばらんに話して頂きました。
(ここで書けないような話も交えながら…)

参加してくれた学生メンバーのみんなも積極的に質問をしてくれたので、とても熱く、有意義な時間になりました。

クロージング

座談会の後、お世話になった皆様から改めて一言ずつ頂き、最後に参加者で記念撮影をしました。

学生メンバー含めて参加して下さった皆さま、お疲れ様でした!

 

まとめ

内定者含めて学生メンバーには明かされていませんでしたが、
本イベントの目的は
『震災によって少子高齢化など20年後の日本の問題が顕在化した地域で、
問題に向き合い自らの使命を果たす人たちと出会い、志に触れ、
自らの人生を切り開いていく力を育んで欲しい』
というものでした。

僕は運営側として参加させてもらいましたが、想像していたよりも遥かに濃密な2日間を過ごすことができました。その分、内容を消化するのにとても苦労しています。笑

忙しい時期に参加してくれた学生メンバーにとっても同じように濃密な時間になり、就職活動にとどまらず今後の人生のプラスになることを願っています。

最後に、今回素晴らしい経験の場を提供してくださった「あすびと福島」の半谷栄寿さん、島田綾子さん、スタッフの皆様、そして貴重なお話を聞かせてくださった但野謙介さん、和田智行さんに心から感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました!

【最後に】

株式会社IDOMでは、19卒ビジネスクリエイター向けの説明会を開催しています。
今回の記事を読んで興味を持って頂いた方は、下のリンクから説明会にご参加下さい!!

https://www.cservice.jp/c/idom/recruit/register.php?id=17aec21362a